アラフィフ真瑠の気ままな節約生活

大学の学費と仕送りがエグいです。

ウラジオストク観光1日目 最悪な午後

こんにちは( 'ч' )

アラフィフ主婦の真瑠です!

 

カフェでのお昼ごはんを終え、「グム百貨店」

を目指すことにした私たち。

 

旦那が、ホテルに帰ってからの酒のつまみを

調達するために行こうと言い出したのです。

 

私も「百貨店」というのだから、きっと

いろいろなものが売っているんじゃないかと

期待しました。

例えば、ロシアらしい雑貨や小物、服など、

日本には売っていないような珍しいものが

いろいろあるんじゃないかと勝手に想像して

いました。

 

ガイドブックの地図を見るかぎり、現在地から

ずっと真っ直ぐ歩いていき、駅を少し過ぎた

ところにあるよう。

私たちは、どんどん歩いていき、駅前も通り

過ぎ、しばらく歩きました。

しかし、いくら歩いてもそれらしい建物は

ありません。

 

仕方がないので、通りすがりのマダムに

ガイドブックのグム百貨店を指さし、

「ここは、こっち(の方角)ですか?、それ

ともあっち(の方角)ですか?」と身振り手振りで

尋ねました。

マダムは、あっちだと教えてくれました。

 

どうやら来過ぎてしまったよう。

もう一度、もときた道を歩きます。

 

正直、午前中もけっこう歩いたので、もう足

はだいぶ疲れてきています。

 

地図を見る限り、割りと近くでわかりやすい

場所にあるはずなのに、なぜだか全然たどり

着けません。

 

そして、旦那が途中から勘違いして、違う

お店の位置情報に従ったせいで、ますます

わからなくなりました。

 

途中で売店の店員さんに聞いたり、中年の

男性に聞いたり、OMEGAのイケメンさんに

聞いたり……。

 

最後に道路工事をしている人にも聞いて、

やっと「グム百貨店」にたどり着いた時には

本当にもう、ヘトヘトなんてもんじゃありま

せんでした。

 

街中を隈無く歩いたという感じです。

 

その時、旦那が衝撃的な発言をしました。

 

「なんかここ……。店いろいろ閉まっちゃって

今はZARAしかないんだって。」

「は?( º言º)」

どうやらケータイがやっとネットに繋がって

検索したらしいのです。

ZARA」とはあのファストファッション

ブランドの「ZARA」です。

 

確かに入ってみると、1階から3階まで

すべて「ZARA」でした。

黒服の男性が、数名立っていて、さながら

高級店のような雰囲気です。

 

私は、ショックで目が回りそうでした。

ZARAなら私の住んでいる町にもあります!

なんのために、足が棒になりそうになりながら

歩いたのでしょうか?

 

私の脳内にあったロシアっぽいものがいっぱい

おいてあるというこの百貨店のイメージが

すべて吹き飛びました。

(けっしてZARAが悪いんじゃありませんよ。

ただ、私たちの求めているものとは違ったの

です。)

 

私たちは、おトイレだけ借りて力なく百貨店

を後にしました。

 

最後の力を振り絞って、駅までトボトボと

歩き、駅前のスーパーマーケットで旦那が

酒のおつまみを買うのに付き合い、タクシー

でホテルに帰りました。

 

この日は、3泊4日で滞在した中で、最も

冷え込んだ日でした。

スマホ歩数計が、なんと2万歩を記録して

いました。

ロシアの寒い街中を、一日中歩き回ったのです。

翌朝、オタクな息子の体調に異変が……。

 

(つづく)